バスの歴史
2020年2月6日
明治時代
明治35年頃に大阪で製造された石油発動車を使い、明治36年に乗合自動車を営業運行したと推察されています。
これがおそらく日本で初のバス事業の始まりです。
明治36年3月に大阪で開催された内国勧業博覧会へ旅客輸送の為に、臨時路線バスが開設されたといわれています。
同年9月20日、京都市内でのバス営業運転始めましたが、初日から営業中止勧告を受けることに。
11月21日に正式にバス営業を開始。日本バス協会は試運転の日である9月20日をバスの日と定めました。
大正時代
大正12年9月1日に関東大震災が発生すると、被災地は鉄道軌道が寸断されました。
それによって人々の日常の足が奪われましたが、T型フォードを輸入し、11人乗りに改造後、バス事業を開始しました。
このバス事業は人々から好評で、恒常的な運行へと変化しました。後に「円太郎バス」との愛称も付けられました。
この「円太郎バス」での成功によって全国にバス事業が広まりました
第二次世界大戦前
バス会社同士の競合も激しさを増した為、1933年に自動車交通事業法が整備されました。
現在、国内で路線バスを運行する事業者の多くが、この時期に誕生したと言われています。
昭和40年代
昭和44年に開通した東名高速道路に長距離高速バスが運行するようになりました。
自動車交通量の増加により、渋滞が恒常化し、路面電車やトロリーバスが次々とで廃止。
その為代替バスの運行が始まりました。
昭和60年代
昭和60年代の都市部では、人口の校外への広がりに伴い、深夜運行サービスも広がりました。
また、夜行高速バスもしだいに数を増やしました。
平成〜現在
平成15年日本のバス事業は100周年を迎えました。
バスは、日常にかかせない公共交通機関として重要な役割を担いながら、さらなる進展を遂げています。